第十六回 ISOC-JP ワークショップ / 16th ISOC-JP Workshop
開催報告
第十六回ISOC-JPワークショップを2016年6月21日に開催しました.10名(関係者含む)の皆様に参加頂きました.
開催案内
- 日時
- 2016年6月21日(火) 18:30〜20:30
- 会場
- JPNIC会議室
- 話題
- 「インターネットガバナンスの話題としての「IANA監督権限移管」を通じて感じたこと」
- 講師
- 高松 百合様(株式会社日本レジストリサービス)
- 内容
- 今回のワークショップでは、最近のインターネットガバナンス分野におけるホットトピックである「IANA監督権限移管」に関わってきた話者より、インターネットガバナンス活動に参加して感じた事やその意義等についてお話頂きます。
- IANA監督権限移管」とは
- IPアドレス、ドメイン名、プロトコルパラメータといった、インターネットが動作するために一意である必要のある各種資源は、IANA(Internet Assigned Numbers Authority)によって管理されています。このIANAは、歴史的経緯から米国連邦政府の部局(NTIA)による監督を受けていました。2014年、NTIAは、この監督権限をインターネットコミュニティに移管する計画を発表、移管プラン等の策定をICANNを中心とするインターネットコミュニティに依頼しました。これを受け、インターネットコミュニティでは各資源を管理するステークホルダを中心とし、有志が参加可能な検討体制を構築して提案を作成、提案に対する意見募集(パブリックコメント)を経て、米国政府に対する提案書を取りまとめました。この提案書は、2016年3月に米国政府に提出され、現在、米国政府内での議論・調整が進行しています。ISOCも、IANA監督権限移管に関し、パブリックコメントの機会を通じて意見を表明、作成された提案のみならず、コミュニティにおける提案策定のプロセスに対しても強い賛同の意を表明しています。
- 参加費用
- 無料
- 参加方法
- 事前の参加登録の必要はありません.当日会場へ直接お越し下さい.
- その他
- 終了後,有志での懇親会を予定しております(実費).